当社では、14年前の東日本大震災の記憶を風化させず、犠牲になられた方々への追悼と、震災の教訓を未来へ繋ぐため、毎年追悼事業を実施しております。
本年は、3月6日に語り部である佐藤敏郎氏をお招きし、震災当時の体験と、そこから得られた学びについてご講演いただきました。
佐藤敏郎氏は、宮城県石巻市出身・在住で、「大川伝承の会」共同代表を務めていらっしゃいます。震災当時は女川町で中学校教諭として教鞭を執られていましたが、石巻市立大川小学校に通われていた次女様を津波で亡くされました。
震災後、佐藤氏は中学校で防災担当を務める傍ら、大川小学校で起きたことの検証、伝承、そして想いを多くの人と共有する目的で「小さな意味を考える会」を立ち上げ、全国で講演を行ってこられました。
2015年に教員を退職された後は、「大川伝承の会」を立ち上げ、ラジオのパーソナリティーを務めるなど、多岐にわたる活動をされています。
今回の講話では、震災当時の状況や、最愛の娘様を失った悲しみ、そしてその経験から得られた「命の大切さ」「防災への備え」「風化させてはいけない記憶」など、多くの貴重なお話をしていただきました。
参加した社員からは、「改めて震災の恐ろしさを感じた」「日頃からの備えの大切さを再認識した」「命の大切さを改めて考えさせられた」といった感想が寄せられました。
当社は、今後もこのような追悼事業を通じて、震災の記憶を風化させることなく、社員一同、防災意識を高め、地域社会に貢献してまいります。
「大川伝承の会」Facebook
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